織田信長・鉄甲船「阿武丸」(1/150スケール)


織田信長・鉄甲船「阿武丸」1/150スケール完成イメージ
「鉄甲船」(てっこうせん)とは大型の安宅船(あたけぶね)に鉄板を張ったとされる日本の軍船です。このペーパークラフトモデルは、織田信長と石山本願寺との「石山合戦」において、毛利水軍を撃退したとされる九鬼嘉隆(くきよしたか)率いる九鬼水軍の鉄甲船「阿武丸」(あたけまる)を、1/150スケールで再現したものです。この船は村上水軍が得意とした「焙烙火矢」(ほうろくひや:当時の手榴弾のような武器)に対する防御として、船体を厚さ3mm程度の鉄板で覆っていたと伝えられています。
はじめに:記号と用紙・印刷について
まず展開図内の記号の見方を覚えてください。記号は展開図に折り線の指定や、切り抜き箇所の指定、前方、上方などを示したものです。
記号の説明
- 折り線の指定は点線が「山折り」、点鎖線が「谷折り」の指定です。「山折り」とは、印刷面側が山状になる折り方で、折り線が山の頂上になるような形です。逆に「谷折り」とは、折り線が谷の底になるような形になります。
- 切り抜きを行う箇所はハサミマーク
で示しています。
- 前方向や上方向は矢印マーク
で示しています。
- パーツの接着を行う箇所を網点
で示しています。(※全ての接着箇所にあるわけではありません。)
推奨用紙と印刷について
このペーパークラフトの組み立てにおすすめの用紙は、ペーパークラフト専用紙のマット紙です。紙の厚さについては、下記を参考にお選びください。
- 0.15~0.2mm:強度は低いが作りやすい。面積の広いパーツの製作が苦手。比較的コストが安い。
- 0.21~0.24mm:バランスが良いので中級者向け。(このページの作例で使用)
- 0.25mm~:組み立てに技量が必要だが、完成後の強度が高い。厚みがあるので小さなパーツの組み立てが苦手。
解説用のペーパークラフトには、こちらのペーパークラフト専用紙を使用しています。
リンク

展開図の印刷をする前に「無料ペーパークラフトの作り方」ページを必ずご覧ください。指示する設定を行わないと、ページ毎にパーツの縮尺が一致しなくなる場合がございます。