多目的高性能ヘリコプター「BK117 D-3」ドクターヘリ (1/64スケール)
BK117 D-3 ドクターヘリ 1/64スケール 完成イメージ
高性能多用途ヘリコプター「BK117 D-3 / H145」【川崎重工】を使用したドクターヘリを、1/64スケールでつくりました。
A4用紙2枚で完成します。
展開図ダウンロード
BK117 D-3 ドクターヘリ仕様
1/64スケール
BK117 D-3 警察航空隊仕様
1/64スケール
はじめに：記号と用紙・印刷について
まず展開図内の記号の見方を覚えてください。記号は展開図に折り線の指定や、切り抜き箇所の指定、前方、上方などを示したものです。
記号の説明
- 折り線の指定は点線が「山折り」、点鎖線が「谷折り」の指定です。「山折り」とは、印刷面側が山状になる折り方で、折り線が山の頂上になるような形です。逆に「谷折り」とは、折り線が谷の底になるような形になります。
- 切り抜きを行う箇所はハサミマーク
で示しています。 - 前方向や上方向は矢印マーク
で示しています。 - パーツの接着を行う箇所を網点
で示しています。(※全ての接着箇所にあるわけではありません。)
推奨用紙と印刷について
このペーパークラフトの組み立てにおすすめの用紙は、ペーパークラフト専用紙のマット紙です。紙の厚さについては、下記を参考にお選びください。
- 0.15～0.2mm：強度は低いが作りやすい。面積の広いパーツの製作が苦手。比較的コストが安い。
- 0.21～0.24mm：バランスが良いので中級者向け。（このページの作例で使用）
- 0.25mm～：組み立てに技量が必要だが、完成後の強度が高い。厚みがあるので小さなパーツの組み立てが苦手。
解説用のペーパークラフトには、こちらのペーパークラフト専用紙を使用しています。
リンク
展開図の印刷をする前に「無料ペーパークラフトの作り方」ページを必ずご覧ください。指示する設定を行わないと、ページ毎にパーツの縮尺が一致しなくなる場合がございます。
組み立て手順
ステップ1: パーツ「1」の胴体前部の組み立て
展開図の「1」を切り取って折り線指示に従って折り、赤い点線で示した位置まで接着します。
ステップ2: 重りの取り付けと胴体の完成
胴体の内側の赤丸で示した部分に、10円硬貨などを両面テープやセロハンテープなどで接着します。（この作業をしておかないと、完成時に尾翼側に倒れてしまいます）
残りのノリシロを接着します。
ステップ3: パーツ「2」のコックピット床の組み立て
展開図の「2」を切り取って折り線指示に従って折り、下図の様に接着します。
残りのノリシロを接着します。
ステップ4: パーツ「3」の胴体下部の組み立てと取り付け
展開図の「3」を切り取って折り線指示に従って折り、下図の様に接着します。
3でつくったパーツに、下図の様に接着します。
2でつくったパーツに、下図の様に接着します。
ステップ5: パーツ「4」のテールブームの組み立て
展開図の「4」を切り取って折り線指示に従って折り、巻きつけていく要領で接着します。
ステップ6: パーツ「5」のエンジン部分の組み立てと取り付け
展開図の「5」を切り取って折り線指示に従って折り、箱状に接着します。
5でつくったパーツに、「うえ」方向と●の色を合せて、下図の様に接着します。
4でつくった胴体パーツに、下図の様に接着します。上下を間違えないように注意してください。
ステップ7: パーツ「6」の垂直尾翼上部の取り付け
展開図の「6」を切り取って折り線指示に従って折り、下図の様に裏面同士を接着します。
胴体後部の上側に、ノリシロの形を合せて下図の様に接着します。
ステップ8: パーツ「7」の垂直尾翼下部の取り付け
展開図の「7」を切り取って折り線指示に従って折り、下図の様に裏面同士を接着します。
胴体後部の下側に、ノリシロの形を合せて下図の様に接着します。
ステップ9: パーツ「8」の水平尾翼の取り付け
展開図の「8」を切り取って折り線指示に従って折り、下図の様に裏面同士を接着します。2個つくります。
胴体後部の側面の2箇所に、ノリシロの形を合せて下図の様に接着します。
ステップ10: パーツ「9」のスキッド（脚）の組み立て
展開図の「9」を切り取って折り線指示に従って折り、両側部分の裏面同士を下図の様に接着します。
4箇所のノリシロを、下図の様に接着します。
ステップ11: パーツ「10」のスキッド桁の取り付け
展開図の「10」を切り取り、10でつくったパーツの両側の2箇所に、形を合せて下図の様に接着します。
ステップ12: パーツ「11」「12」のスキッド支柱の組み立てと取り付け
展開図の「11」を切り取って折り線指示に従って折り、下図の様に裏面同士を接着します。
11でつくったパーツに、ノリシロの形を合せて下図の様に接着します。「12」も同様に組み立てて、反対側も同様に接着します。
胴体の下部に、下図の様に接着します。前後を間違えないように注意してください。
ステップ13: パーツ「13」のメインローターブレードの組み立て
展開図の「13」を切り取って折り線指示に従って折り、裏面同士を下図の様に接着します。
ステップ14: パーツ「14」のローターハブの組み立て
展開図の「14」を切り取って折り線指示に従って折り、裏面同士を下図の様に接着します。
13でつくったプロペラの中央に、形を合せて下図の様に接着します。
ステップ15: パーツ「15」のローターマストの組み立てと取り付け
展開図の「15」を切り取って折り線指示に従って折り、筒状に接着します。
14でつくったプロペラの中央に、下図の様に接着します。
胴体上部の穴に、下図の様に差し込みます。※接着はしません。
以上で完成です。お疲れ様でした。
多目的高性能ヘリコプター「BK117 D-3 / H145」について
BK117 は川崎重工業とエアバス・ヘリコプターズ社が共同で開発・製造した民間用中型双発ヘリコプターで、人員輸送、警察、消防、防災、救急等に世界中で使用されている多用途高性能ヘリコプターです。BK117 D-3は、5枚ブレード・メインローターにより、飛行中の振動・騒音が軽減され、ローター直径も小さいので、狭いエリアでの運用が可能となっています。「H145」はエアバス・ヘリコプターズ社での販売名です。
